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診療マル秘裏話 Vol.177 平成19年4月19日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

目次

1) 卵子分裂の中止を司るタンパク質
2) 脳の健康を維持するしくみ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 卵子分裂の中止を司るタンパク質

脊椎(せきつい)動物の
未受精卵は成熟すると受精を
待つために細胞分裂を停止
させますが、この仕組みを
解明することに佐方功幸
(さがた・のりゆき)九州大
大学院教授(分子生物学)ら
と科学技術振興機構などの
研究グループが成功し、
英科学誌ネイチャー(電子版)
に4月4日、発表しました。

卵細胞の分裂を停止させる
役割を担うタンパク質は、人
の不妊や卵巣がんにも関係
している可能性があるという
ことです。将来、予防や治療
法の開発につながることが
期待されます。

佐方教授らは、卵細胞が
大きいアフリカツメガエルの
卵を使い、卵細胞が成熟する
過程で関与するタンパク質の
反応の経路などを研究し
ました。

Mosというタンパク質の
リン酸化と呼ばれる反応を
きっかけに、リン酸化が別の
タンパク質に次々と受け
継がれ、最後に
Erp1というタンパク質が
リン酸化します。これが
卵細胞の中で細胞分裂を促す
タンパク質の複合体と結合し、
卵細胞の分裂を停止させる
ことを突き止めました。

受精後は卵細胞からMos
とErp1が消滅し、再び
細胞分裂が起こるということ
です。

卵と精子の作られ方と受精に

ついての動画です。

www.youtube.com/watch?v=msiIoKyv2rI

 

 

 











ランランと陽気な分裂中止
の卵細胞。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

2】 脳の健康を維持するしくみ

「脳内の掃除屋」と呼ばれる
ミクログリア細胞が働く仕組み
を、井上和秀・九州大教授
(神経薬理学)と小泉修一・
山梨大教授らのグループが動物
実験で解明し、4月5日発行の
英科学誌「ネイチャー」に発表
しました。アルツハイマー病
などの治療薬開発につながる
と期待されます。

ミクログリアは、脳細胞の
大半を占める「グリア細胞」
の一種で、脳内の免疫を
つかさどっています。例えば、
アルツハイマー病の原因と
されるたんぱく質
「アミロイドベータ」の脳へ
の蓄積をミクログリアが除去
することが分かっています。
しかしその具体的な仕組みは
判明していませんでした。

研究チームは、生きたラット
に神経障害を起こす薬を注射し、
記憶にかかわる脳の「海馬」
という部分を調べました。薬物
刺激によって脳神経細胞が死に
かけると、細胞内からDNAの
材料として使われている
「UDP」という物質が流れ
出し、ミクログリアが活性化し
ました。

ミクログリアが死んだ細胞に
近寄って食べる様子も観察でき
ました。このように脳内の不要
物を片付けることによって、
新しい神経回路網を作りやすく
していると推測されています。

井上教授は「ミクログリアが
脳の健康を維持している仕組み
が分かった。これを利用して
ミクログリアの働きを制御する
薬ができれば、アルツハイマー
病などの治療に貢献できるかも
しれない」と話しています。

神経のしくみについての動画です。

ミクログリアは、小膠細胞と言います。

 

www.youtube.com/watch?v=nH7ptHkf68w

 

 

 

 












神経回路網は、進慶海路猛
ではありません。笑

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編集後記

人の不妊治療や卵巣がんの治療
に細胞分裂が関与している可能性
は高いと思われます。したがって
この手の研究が進み卵細胞の細胞
分裂の過程が完全に解明される
ことを望みます。
場合によっては再生医療にも福音
をもたらす可能性があります。
ミクログリア細胞を活性化する
ことで、脳内の不要物が無くなる
のであれば認知症の治療薬に
つながるのではないでしょうか。
一度できてしまったアミロイド
ベータを無くすることができれば、
こんないいことはありません。
現在の認知症の薬(塩酸ドネペジル
:商品名アリセプト)は、神経の
伝達をスムーズにするだけで、
アミロイドベータを無くする訳では
ありません。先日のメルマガでも、
認知症の治療薬の可能性(プロスタ
グランジンD2を作る酵素)の発見が
ありました。近いうちに認知症
の治療薬も軌道に乗るのではという
期待に違わない研究をお願いしたい
と思います。

浮揚物は、不要物では
ありません。笑

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