最新号より450号前のメルマガ

2014-01-13 22:06:39

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。

以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白・美肌 ブログランキングへ

診療マル秘裏話 Vol.77 平成17年5月26日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

目次

1) 前立腺肥大症の治療
2) 低髄圧症候群について

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

1】前立腺肥大症の治療

前立腺とは男性の膀胱の真下
にある器官です。前立腺は精子
に栄養を与えたり、精子の運動
能力を高めたりする機能があり、
この前立腺が肥大するために
尿道(尿の通り道)や膀胱が
圧迫され様々な排尿障害(尿が
でにくくなる状態)が出てくる
病気が前立腺肥大症です。

前立腺肥大症がおこる原因は
はっきりとしていませんが、
男性ホルモンと女性ホルモンの
バランスの崩れによるものが
一因と考えられています。40代
後半から男性一般に見られる
加齢現象の一つ「前立腺肥大
結節」もホルモンバランスが
崩れる要因とされています。

前立腺肥大症の治療には一般
にアドレナリンというホルモン
の受容体(ホルモンの受け皿)
のうちのα受容体を遮断する薬、
α遮断薬が用いられます。この
遮断薬が実は睡眠障害も改善、
正常化することが最近明らかに
なってきました。東京慈恵医大
柏病院泌尿器科診療部長の鈴木
康之医師によると以下のような
臨床試験が実施されました。
2003年10月から2004年9月までに
同科を受診し、前立腺肥大症と
診断され、α遮断薬を投与され
た68人(BPH群)と他の泌尿器
科疾患と診断された273人
(非BPH群)の患者さんが対象
となりました。非BPH群の調査
から、睡眠障害が排尿障害と
深く関係していることが明らか
になりました。さらにBPH群
ではα遮断薬の投薬により、
排尿障害と睡眠障害が両方顕著
な改善を認めたということです。

私も以前から前立腺肥大の
患者さんには積極的にα遮断薬
を使用してきましたが、睡眠の
質まで変わるということは意識
していませんでした。患者さん
はおしっこの出が改善したこと
が嬉しかったようであまり睡眠
が改善したことはおっしゃって
いませんでした。

前立腺疾患についての動画です。

www.youtube.com/watch?v=Pazt6zc3keU

 

 

 

 










前立腺肥大の患者さんでは、
排尿障害が睡眠を傷害(障害)
していました。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

2】低髄圧症候群について

当クリニックにおいては交通
事故のリハビリの治療を行って
いる関係上、低髄圧症候群の
患者さんはたびたび診ることが
あります。最近新聞に次の
ような記事が載りました。

【交通事故でむち打ち症と
診断された被害者が、「脳脊髄
(せきずい)液減少症」と主張
し、加害者や保険会社と争う
民事訴訟が、東京、千葉など
全国で相次いでいる。患者団体
は訴訟件数を50件以上と推定。
被害者側弁護士によると、
被害者側の勝訴判決はまだない
が、賠償額や加害者の刑事罰
にも影響するため、各地の訴訟
に注目が集まっている。】

むち打ち症は、痛みの原因が
明らかでないのが特徴です。
そのため被害者が治療の継続や
後遺症に対する補償を求めても
認められにくいと言われて
います。

ところが、2000年になって
一部の医師が「むち打ち症の
原因は、髄液が漏れている
脳脊髄液減少症だ」と主張し
始めました。NPO法人
「鞭(むち)打ち症患者支援
協会」(事務局・和歌山市)
などによると、こうした患者に
「ブラッドパッチ療法」を施す
と、7割以上で症状が好転した
ということです。脳脊髄液
減少症を念頭に診察する病院は
全国に30カ所以上あり、既に
2000人以上がこの治療を受けて
いると言われています。しかし、
同症は学説の主流になって
いないため、被害者と加害者側
の間で、賠償をめぐる対立の
原因になっているとのことです。

厚生労働省は「ブラッドパッチ
療法の有効性、安全性は未確認」
との見解で、健康保険適用を
認めていません。ただ頸を捻挫
しただけでは、低髄圧症候群とは
診断されません。あくまでMRIを
撮影し脳が下がっていることを
確認しなければならないのです。
ただ交通事故で鞭打ちと診断
されたことイコール低髄圧症候群
ではないということを是非患者
さんに分かっていただきたいと
思います。

当クリニックでもなかなか通常
の治療に反応しない鞭打ちの患者
さんに低髄圧症候群を疑って
ブラッドパッチ療法を行っている
医療機関に紹介したことがあり
ます。現在その患者さんは入院
して2回目のブラッドパッチ療法
を行っています。その患者さん
では確かに脳脊髄液が少なく
なって脳が下がっていること
がMRIによって確認されて
いました。

脳脊髄液減少症のニュース特集の

動画です。

www.youtube.com/watch?v=0oOxw7CK9WQ

 

 

 








ブラッドパッチ療法が保険適応に

なるための署名が集まり、昨年12月に

署名と要望書が厚生労働省に提出

されたようです。今年(2014年4月)

の診療報酬改定で保険適応になる

のではないかと期待されています。

上記動画は、2007年の放映分です

ので、保険適応など夢のまた夢という

時の動画です。

髄液が漏れるとは、怖い病気
です。ブラットパッチ療法が
瑞益(髄液)となってほしいと
おもいます。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

編集後記

前立腺肥大は大半の男性が経験
する病気です。その辛さの最たる
ものは夜間頻繁に尿意が出現し
睡眠がとれなくなるということに
あります。これは60歳以上の男性
にとっては福音となること
でしょう。また低髄圧症候群の
患者さんにとってはブラッド
パッチ療法が唯一の治療手段です。
そのことを踏まえ、速やかにこの
治療が保険適応されることを厚生
労働省の役人さんに要望したいと
思います。

夜間にやかんを沸かして漢方薬を
飲み、妬かまれた。笑

************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨

職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp
このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由です。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント